万一に備えるための〜保険の相続対策
万一に備えるための〜保険の相続対策
文書作成日:2022/02/05


 “終活”に向けた準備をしていくなかで、生命保険の保険証券を紛失していることに気づきました。このような場合どうしたらよいのでしょうか。また、“終活”への準備に対するアドバイスもほしいです。




 60代の半ばとなり、そろそろ“終活”に向けた準備をしていきたいと思い資産内容を把握しはじめたところ、生命保険で躓いてしまいました。
 毎年、生命保険料控除証明書は届くので、何となくどこの保険会社かはわかるのですが、控除証明書以外の書類は毎年破棄して残っていませんし、保険証券はどこにあるのか分かりません。このような場合どうしたらよいのでしょうか。
 また、“終活”に向けた準備をしていくなかでのポイントなど、アドバイスもいただけるとうれしいです。




 保険証券がどこにあるのかお分かりにならない、ということであれば、まず再発行の手続きをとるとよいでしょう。また、“終活”に向けた準備をされるのであれば、資産の棚卸をするとともに、相続人は誰になる予定か、相続税はどのくらいかかるのか、もあわせて把握されるとよいでしょう。


1.生命保険の内容の把握

 生命保険を契約すると、保険証券を受け取ります。この保険証券は、保険金を受け取るとき、中途解約時に解約返戻金を受け取るとき、また契約内容を変更するときなどに必要となります。

 仮に保険証券を紛失していても保障は継続しており、保険契約者の本人確認ができれば諸手続きをすることが可能です。ただし、保険証券には契約内容が記載されていますので、紛失されたのであれば再発行の手続きをとることをお勧めします。

 なお、再発行の手続きは、年に1回届く契約内容のお知らせや控除証明書に記載のある連絡先へ連絡し、指示を受けるとよいでしょう。

2.“終活”に向けた準備

 “終活”に向けた準備をされるのであれば、資産の把握(=棚卸)をするとともに、相続人となる方は誰か、相続税はどのくらいかかるのかの把握もされるとよいでしょう。

 どのような書類があればこれらの把握ができるのか、参考までに記載しました。

(1)財産を把握するための資料(例)
財産・債務 資料(例)
預貯金 預貯金通帳
保険 保険証券、契約内容のお知らせ
年金 年金手帳、ねんきん定期便、年金証書、国民年金基金加入者証
不動産 登記簿謄本、賃貸借契約書、固定資産評価証明書、固定資産課税明細書、路線価図、鑑定評価書、売買契約書、名寄帳
有価証券 発行会社の事業報告・配当通知書、証券会社等の取引残高報告書
自動車 自動車検査証(車検証)、登録事項等通知書
ゴルフ会員権 会員証、株券
美術品、骨董品 売買契約書、鑑定書
墓地、霊園 契約書、墓地使用許可証
貸付金 消費貸借契約書、返済計画表
借金 消費貸借契約書、返済計画表
(2)相続人となる予定の人を把握するための資料(例)

戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍謄本

(3)相続税の試算

 相続税は、上記の資料などによって資産の一覧を作成し、相続人を把握した上で、資産評価を行うなどをして計算することとなります。一部相続税が課税されない財産などもありますので、国税庁サイトの情報を参考に試算してみるとよいでしょう。

 なお、資料は準備したものの、ご自身での一覧表の作成や相続税の試算などが難しいと感じた場合には、当事務所までお気軽にご相談ください。


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